洋室タイプの住宅が増えていますが、畳のある和室も常に一定の人気があります。
しかし、掃除を怠ったり誤った手入れをしていたりすると、カビが生えやすいのが畳の性質です。
ひとたびカビが発生してしまえば見栄えが悪く、さらには健康を害する原因にもなってしまいます。
そこで畳の正しい掃除方法と、おすすめの対策方法についてご紹介します。
畳にカビが生える原因とは?こまめに掃除をしよう!
カビの発生する主な原因は、汚れ・湿気・温度です。
汚れがあり湿度と室温が高いと発生しやすいため、こまめに掃除機をかけて部屋を清潔にしておくことが、一番の予防策です。
掃除の際は表面を傷めてしまわないよう、編み目に沿って清掃してください。
畳にカビが生えないようにするための掃除方法とは?
・酢で掃除する
酢には殺菌・消臭効果があります。
バケツの水に大さじ1~2杯の酢を入れ、その酢水で絞った雑巾で汚れを拭き取ってください。
畳の目に沿って拭けば、目地部分のカビ予防になります。
また消臭効果もありますから、臭いの予防・改善にも効果がありますよ。
・胞子を除去する
表面の胞子は、ドライタイプのワイパーシートで除去します。
この時こすり過ぎると胞子が畳の目地に入り込むので、力を入れ過ぎないようにしてください。
・目地ブラシでこすり、乾拭きする
目地に入り込んだものは目地ブラシで掻き出します。
そして乾いた雑巾で拭き取ってください。
濡れ雑巾は湿気の元になりますから使わないようにしましょう。
・エタノールで除菌する
仕上げにエタノールスプレーを全体にかけてください。
エタノールは蒸発するので、十分に乾かしましょう。
・重曹で色を落とす
色残りが気になる場合は、重曹をかけて落とします。
ただし重曹のアルカリ成分はイ草の成分が黄ばむ原因になるので、通常の掃除では使わないでください。
黒カビ除去に限っては重曹で中和させる効果がありますが、使用する際は変色に注意しましょう。
畳にカビが生えないようにするための予防方法と掃除する際の注意点!
・湿気をためない
天気の良い日は窓を開けて空気を入れ替えたり、エアコンの送風機能を使ったりするなどして、湿度を低くコントロールしましょう。
また畳の上に布団やカーペットを直接敷くと、湿気がたまりカビが生えやすくなります。
畳の部屋でこれらを使用するなら、下に防湿シートを敷くと予防に繋がります。
・注意点
カビがすでに生えていたら、掃除機は使わないようにしましょう。
掃除機の排気部分から吸い込んだ胞子が排出され、室内に拡散してしまいます。
日頃のお手入れでも、なるべく掃除機ではなくドライワイパーや雑巾がおすすめです。
まとめ
カビ予防のための、畳のお手入れ方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
酢や重曹、エタノールは、ほかのお手入れにも使える便利なアイテムですので、常に用意しておくと安心です。
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