家を購入したり建てたりするときには、火災保険に加入することが決められています。
それでは、家を売却するときには加入していた火災保険はどうなるのでしょうか?
今回は、家の売却に伴って火災保険を解約する手続きの方法について、解説していきます。
不動産売却の際に火災保険を解約する手続きについて
家を売却する場合、これまで加入していた火災保険を解約する必要があり、解約申請は加入者が保険会社に対しておこないます。
この際、解約手続きをするタイミングに注意が必要です。
不動産を売却する買手が決まり売買契約を結んだとしても、引き渡しがされていないうちは解約してはいけません。
引き渡しが済んで買手が引っ越しをするまでの間に火災が起きた場合、その責任は売主にあるというのがその理由です。
火災保険の解約は次の流れでおこないましょう。
●①火災保険を利用して修繕できる場所があるか確認し、必要に応じて修繕をおこなう
●②家の買主を探す
●③引き渡し後に保険会社に連絡をし、解約の申請をする
●④解約手続き完了
不動産売却に伴って火災保険を解約した場合に返金はある?
一般的に火災保険は、加入するときに保険金を一括払いしています。
そのため、不動産売却に伴って火災保険を解約するタイミングで契約期間が残っていれば、返金してもらうことが可能です。
このときに返金してもらう保険料のことを「解約返戻金」と言います。
火災保険の解約によって、いくらぐらいの解約返戻金があるのか知りたい場合、次の計算方法で算出可能です。
解約返戻金=支払いが終了した保険料×返戻率(未経過率)
返戻率は保険会社や条件によって異なります。
不動産売却において火災保険を解約する前に修復
不動産を売却するからと、慌てて火災保険を解約してはいけません。
火災保険は、水害や火災、雪害などをはじめとした災害や水漏れによって家に傷んだ部分がある場合、家の修繕に火災保険を利用することが可能です。
家の傷んだ部分を修繕しないで家を売却すると、契約不適合責任に問われる可能性があります。
そのようなトラブルを避けるためにも家の隅々までしっかりチェックして、修繕が必要な場所は火災保険を利用して、引き渡しをする前に修繕しておきましょう。
まとめ
家を売却することになった場合、これまで加入していた火災保険を解約する必要があります。
解約するタイミングは「買主への引き渡しが終わったあと」という点に注意が必要です。
家に傷んだ部分がある場合は火災保険を利用して修繕できる場合があるため、引き渡し前に家の修繕箇所がないかチェックしましょう。
火災保険の解約を忘れてしまうことや早すぎるタイミングで解約してしまうことには注意が必要です。
私たちエムズホームでは、神戸市中央区エリアを中心に不動産を取り扱っております。
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