今回は、住宅ローンの返済が困難になったときなどに役立つリースバックについて解説していきます。
リースバックの仕組みやリースバックを検討するメリット・デメリットなどを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
一緒にリバースモーゲージや任意売却を検討している方も必見です。
住まいのリースバックとはどのような不動産売却の方法？
マイホームを持つことは、長い目で見ても経済的な安定と精神的な安定をつくるでしょう。
しかしここ数年は、社会経済状況の悪化やパンデミックの影響などもあり、マイホーム購入後の住宅ローン返済が難しくなり、住まいのリースバックや任意売却を検討する方が増えています。
リースバックとは、マイホームなどの不動産を売却した後に買主と賃貸借契約を結び賃貸物件として住み続ける仕組みです。
一方、リバースモーゲージとは、マイホームなどの不動産を金融機関の担保とし、資産状況に応じて設定された融資上限額内で金融機関から融資を受ける仕組みです。
不動産売却時にリースバックを検討するメリットとは？
リースバックの仕組みが利用されるのは、住宅ローンの支払いが困難になったとき、老後のための資金調達と財産整理をするとき、マイホームを元手に事業資金をつくるときなどです。
最大のメリットは、まとまった資金の調達とともにそのまま住み慣れた家にいられる点ですが、賃貸借契約を結んで住み続けるため、建物の修繕費、住宅設備の維持管理費、固定資産税や都市計画税などの負担がなくなる点もうれしいメリットです。
そのほかにも、金利上昇による住宅ローン返済のリスク、自然災害などによる家屋の被害へのリスクの心配が減る点もメリットと言えるでしょう。
不動産売却時にリースバックを検討するデメリットとは？
一方で、リースバックのデメリットとなるのが、マイホームの売却価格が一般相場価格よりも低くなってしまう恐れがある点、賃貸借契約が必ず更新できるとは限らない点、住宅ローン返済の代わりに毎月の家賃がかかる点などがあります。
さらに、所有者が別の方となるため、住宅設備のリフォームなどをすることはできず、ある程度の傷や汚れに気を付けて生活する必要が出てきます。
また、毎月の売却金額が住宅ローン残債を下回ると判断された場合などは、そもそもリースバックが利用できないこともあるので注意しましょう。
まとめ
住宅ローンの返済などを前提としたまとまった資金調達、老後に備えた財産整理などに役立つ仕組みがリースバックです。
一般的なリースバックのメリットとデメリットを確認しながら、自分たちにとってメリットがあるかどうかに着目して検討していきましょう。
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