賃貸物件は「共用スペース」と「私有スペース」に分けられます。
共用スペースに私物を置いている人も少なくありませんが、それはルールとして許されるのでしょうか。
賃貸物件で起こりがちな私物トラブルのパターンや対処法について見ていきますので、ぜひとも参考になさってください。
賃貸物件の共用スペースのルールとは?私物はどこまで許される?
賃貸物件やシェアハウスでは、共用スペースと私有スペースの区別を明確につけておくことが重要です。
とすれば、共有部分に私物を置くことは本当に許されるのでしょうか。
あるいは、他の人の迷惑にならなければ許されるのでしょうか。
入居者としておさえておくべき私物の厳密なルールについて、具体的に見ていきましょう。
<共有部分の荷物は原則禁止!トラブルにも注意して>
原則として、「賃貸物件の共有部分に入居者自身の荷物を置くことは禁止」となっています。
ここで言う共有部分とは、廊下や階段、エントランスなどを指し、これらのエリアに私物を長期にわたって置いておくことは決して許されることではありません。
禁止の理由としては、「外観が損なわれる」ということもありますが、万一の緊急時に避難経路がなくなってしまう、という点も挙げられます。
物件の管理者としては、災害発生の可能性を念頭に置いたうえで、平常時からつねに避難経路を確保しておく義務があります。
入居時の契約書にも共用スペースについての規定が盛り込まれている場合が少なくありませんので、入居前に細かいルールまで必ず確認しておきましょう。
許されると思っていたのに!賃貸で気をつけたい私物トラブル!
ここからは、マンションやアパート、シェアハウスなどでよく見られる荷物問題について見ていきましょう。
<ある日突然クレームがくる>
私物トラブルは生活騒音などと違い、他の入居者にとってただちに迷惑が及ぶわけではないため、問題が顕在化しにくい、という特徴があります。
自分では迷惑をかけていないつもりが、知らないうちにじわじわとストレスを与えており、ある日突然隣近所からクレームがきてややこしいトラブルに発展する、というケースも決してめずらしくありません。
このような場合、絶対に当事者同士で安易に解決しようとせず、必ず中立な第三者を介入させたうえでその後の交渉を続けることが早期解決のポイントとなります。
まとめ
賃貸物件では原則として、共用スペースに個人的な荷物を置くことは禁止となっています。
ごくまれに例外はあるものの、ルールを勝手に解釈していつまでも荷物を置いていると思わぬ隣人トラブルにつながりかねませんので、入居時にルールを確認しておきましょう。
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