家などを早く売却するためには、多くの人に物件の情報を見てもらうことが大切です。
そこでおすすめしたいのが、物件情報が管理されているシステム「レインズ」の活用です。
今回は不動産を売却するときに役立つ「レインズ」とはどのようなシステムなのか、特徴や活用するメリットなどについてご説明します。
「レインズ」とは多くの情報が管理されている不動産ネットワークシステム！
レインズとは不動産流通標準情報システムのことをいい、「Real Estate Information Network System」の頭文字を取って名付けられています。
売りたい物件などの情報が管理されており、会員となっている不動産会社だけが、登録や閲覧をすることができます。
物件の売買情報には多くの個人情報が含まれるので、不動産会社のみの登録や閲覧に限られているわけです。
ただ、一般の人も閲覧できるように個人情報を加工して掲載している「REINS Market Information」もありますから、自分で相場などを調べたいときは利用してみましょう。
なお、全国には下記の4種類があり、それぞれ運営団体が異なります。
●東日本レインズ（北海道や東北、首都圏など）
●中部レインズ（富山・静岡・愛知県など）
●近畿レインズ（大阪府・京都府・兵庫県など）
●西日本レインズ（四国や九州・広島県など）
レインズには売りたい不動産の情報が管理されている！活用するメリットは？
このシステムを活用するメリットは、たくさんの不動産会社と情報が共有できることです。
売却したい物件の情報を多くの不動産会社に知ってもらうと、購入希望者が早く見つかることにつながるでしょう。
また、過去の事例も豊富に載っているため、より適正な価格で取引できて安心です。
ただ、媒介契約の内容によっては、レインズへの登録義務がないこともありますから注意しましょう。
媒介契約には「一般」「専任」「専属専任」の3種類があります。
このうち一般媒介契約は、複数の不動産会社と契約できることがメリットですが、レインズへの登録義務はありません。
登録することも可能ですが、あくまでも任意ですから、登録を希望する場合は他の2つの契約を選んだほうがよいでしょう。
専任や専属専任は、ひとつの会社としか契約が結べませんが、販売状況の報告義務もあるため、進捗を把握しやすいこともメリットです。
自分の状況なども踏まえて、より適した契約方法を選択しましょう。
