賃貸物件を経営していると、外国人を受け入れるかどうか悩むシーンがあるかもしれません。
文化の違いなどもありますから、受け入れる前にメリットとデメリットをきちんと知っておきましょう。
今回は賃貸物件を経営している、またはこれからしようと考えている方に向けて、外国人入居者の受け入れについてご説明します。
賃貸物件の経営では外国人も受け入れたほうがよい?メリットとデメリットとは
外国人の入居者を受け入れるメリットは、需要が高いため、すぐに部屋が埋まることでしょう。
賃貸物件の経営で大きな心配は、空室リスクです。
入居者が決まるかどうかは時期によるタイミングなども関係するため、募集広告を出してもすぐに希望者が出るとは限りません。
入居者がなかなか決まらないと、その間の家賃収入はゼロになってしまいます。
すると、物件のローン返済などが難しくなり、経営が苦しくなるかもしれません。
そのような場合に外国人の入居者も対象にすると、需要に対して供給が少ないため、希望者を見つけやすいと考えられます。
他の物件との差別化も図れますから、空室対策として有効な手段だと言えるでしょう。
ただし、デメリットには気を付けなくてはなりません。
言葉が通じにくいとコミュニケーションを取りづらいですし、文化が違うと思わぬトラブルが発生することもあります。
ですから、受け入れを開始する前には、しっかりと対策を立てておくことが大切です。
賃貸物件の経営で外国人を受け入れる際にはしっかりとトラブル対策しよう!
外国人入居者の受け入れでは、よく起こるトラブルを事前に把握しておくと、対策が立てやすいでしょう。
まず考えられるのは、文化の違いによって起こるものです。
●騒音を出しても気にしない
●ゴミを捨てるときにルールを守らない
●無許可で部屋を改造してしまう
●部屋の又貸しをする
日本では騒音が迷惑になることや、ゴミ捨てに細かい決まりがあることなどを理解してもらえていないと、悪いと認識していない可能性もあります。
すると、他の住人から苦情が寄せられ、改善できないと退去されてしまうかもしれません。
そのような事態を避けるためには、入居前にきちんと理解してもらえるまで説明することが大切です。
また、家賃滞納や突然退去してしまうなどのトラブルも発生することがあります。
ですから、もし自分だけでは対応が難しいと感じたら、管理会社に依頼してサポートしてもらいましょう。